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生活習慣病|茨城県ひたちなか市三反田の内科・消化器内科・糖尿病内科・外科

生活習慣病

Life-style related diseases

生活習慣病

糖尿病をはじめ、高血圧、高脂血症などの生活習慣病ですでに薬を飲まれている方はもちろん、健康診断で異常を指摘された方の診療も行います。
当院では、糖尿病治療に欠かせない血糖値、ヘモグロビンA1c測定器を導入し、当日に検査結果をご説明し、治療方針を決定しています。
患者様おひとりおひとりの病態に合わせて治療方針を検討し、その方のライフスタイルに合わせたきめ細かい治療を提供いたします。

生活習慣病

生活習慣病はその名の通り、生活習慣が原因になっている病気の総称です。
悪化していても、自覚症状のない「沈黙の期間」が長く続くため、そのまま放置しがちです。
そして、ある日突然激痛を伴う心筋梗塞、手足の麻痺が生じる脳卒中などが起こり、人生の重大な転機を迎える事になります。
だからこそ、当院では生活習慣の予防と治療に力を入れています。

生活習慣病の診療では、ついつい多少検査値が高くても「この次も高かったら何か考えましょう」や「とりあえず今日は同じ薬を出しておきます」となりがちです。
患者様をおもんぱかっての事ですが、それが続けば、せっかくの治療の機会を逃してしまい、結局は合併症の発症・進行といった患者様の不利益に繋がる事もあります。

当院では、患者様のご希望を聞きながら、どのような事に気を付けて、いつまで様子をみるのか、それともすぐに薬が必要なのかを丁寧に説明し、納得いただける方向性を一緒に考えていきたいと思います。

発症原因

生活習慣病の症状が悪化してしまう要因として、食生活の乱れ、睡眠不足、運動不足、過労、ストレス、喫煙、限界量を超えた過度な飲酒などが原因として考えられます。また、糖尿病の発症には遺伝子が関わっているとも言われています。

また、生活習慣病は自覚症状なく進行していく為、生活習慣病を発症しているかどうか分からないまま症状が進行している場合も多くあります。健康診断等で血圧が高い、血糖値が高い、血中脂質濃度が高い、血中尿酸値が高いなどと指摘された方は医療機関を受診して早急に治療を行う必要があります。

生活習慣病を発症すると血中の脂質濃度や糖質濃度が高くなる事で動脈硬化症を引き起こしてしまう事で血液の循環が悪くなってしまいます。その結果、循環器系に大きな負担が掛かってしまい、心筋梗塞や狭心症などの心臓疾患や脳梗塞やくも膜下出血などの脳血管疾患を合併してしまいます。これらの合併症を引き起こすと生命の維持にも大きく関わります。

生活習慣の改善

個々の疾患に対して薬物療法を行いますが、ベースとなるのは生活習慣の改善です。組み合わせる事でより効果が期待出来ます。

  • 食事療法:塩分やカロリーを考慮し、規則正しく摂取する事が大切です。
  • 運動療法:適度な運動は心肺機能や筋力強化に加え、肥満の改善、血圧・血糖値の改善、善玉コレステロール(HDL)の上昇にもつながります。
    時々ハードな運動を行うよりも、30分以上のウォーキングやジョギングなどを定期的に行う方が効果的です。
  • 飲酒:適量とし、休肝日を設けるようにしましょう
  • 禁煙:動脈硬化、血圧上昇、発がんリスクなど、メリットはありません。
  • ストレスフリーの生活
  • 規則正しい睡眠リズム

※生活習慣の改善は続ける事が大切です。極端な生活習慣では長期で続ける事が出来ない事が多いため、持続可能なペースで取り組みましょう。

代表的な生活習慣病

高血圧症

高血圧症とは心臓から全身へ血液が送り出される際の血圧が正常値よりも高くなる疾患です。
血圧が高い状態が続くと、血液を送り出す心臓(心不全)や血管(動脈硬化)に負担が掛かってしまいます。
血圧がかなり高値となった場合には頭痛やめまい、動悸などの症状を認める事もありますが、高血圧症自体では自覚症状ほとんどありません。
血圧が高い状態を維持する事で心筋梗塞、脳梗塞、脳出血、慢性腎臓病、全身血管病などの命に関わる重大な合併症を引き起こします。

糖尿病

血糖を上げるホルモンはグルカゴンなど多数存在しますが、血糖を下げるホルモンはインスリンのみとなります。
糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンの分泌量が減少(インスリン分泌不全)、またはインスリンの効果が落ちる(インスリン抵抗性)為に血糖値が正常よりも高くなってしまう疾患です。
血糖値が高くなる事で全身の血管が硬化してしまい血液の循環を悪くなり、心筋梗塞、脳梗塞などの原因となります。

脂質異常症

血液中から肝臓への脂質の吸収が低下、肝臓に蓄えられている脂質が全身組織に運ばれ、血液中の脂質濃度が高くなってしまう病気です。
具体的にはLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪多すぎる、HDL(善玉)コレステロールが少なすぎる状態をいいます。
血中脂質濃度が高くなる事で動脈硬化が進み、血管内にプラークや血栓を形成する事で全身を流れる血液の循環が悪くなります。
脂質異常症自体では自覚症状はほとんどありませんが、動脈硬化は着実に進行します。
心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、腎臓機能低下、肝臓機能低下、脂肪肝、膵炎などの合併症を引き起こします。

痛風

高尿酸血症よりも合併症として生じる痛風発作の方が耳馴染みがあるかもしれません。血中の尿酸値が高くなってしまう事で痛風発作などの合併症を発症する疾患です。
血中尿酸値の上昇にはプリン体を多く含む飲食物の過剰摂取(ビール、魚の干物、レバーなど)、腎臓機能が低下する事で血液中の尿酸が体外に排出されないなどの要因が挙げられます。尿酸値は女性ホルモンによりコントロールされるため、一般的に男性に多い疾患です。

高尿酸血症により生じる痛風発作は血液中を流れる過剰な尿酸が末梢の組織中の関節内に溜まる事で激痛を発症します。
痛風が発症しやすい部位として足の親指の関節や足の甲などで多くみられます。複数の関節が同時に痛む事は稀です。